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平成10年度 決算について
本日開催の当社取締役会において、平成10年度(第47期)決算を別記のとおり決定し、来る6月30日に開催予定の定時株主総会に報告し、利益処分案を付議致します。
決算の概要
当社は、平成9年6月の当社民営化に係る閣議決定を踏まえ、目標とする平成15年度の上場・民営化に向け、企業競争力と財務体質の更なる強化を図るため、従来より取り組んできました経営効率化計画を一層強化した「第二次企業革新計画」を平成9年度末に策定致しました。
平成10年度はこの計画のスタート年度であり、当社としては重要な位置づけの年度となりましたが、計画に基づき徹底した業務運営の効率化、財務体質の強化等に取り組んだ結果、所要の成果を収めることが出来ました。
【販売電力量】
水力は出水率108%と前期を上回る豊水となりましたが、火力は電力需要の低迷等の影響があり、水力・火力合計では、前年度比14.6%減の356億kWhとなりました。
【収 支】
売上高(電気事業営業収益)は、上記販売電力量の減少等を受け、前年度比5.2%減の4,515億円となり、前年度に比べ247億円の減収となりました。
これにその他収益を加えた経常収益は、前年度比5.1%減の4,543億円となりました。
一方、営業費用については、業務全般にわたる効率化努力および火力発電所の燃料費等の減少により前年度比7.3%減の3,454億円となりました。
これに財務費用等を加えた経常費用は、財務費用の減少もあり、前年度比8.7%減の4,218億円となりました。
以上の結果、経常利益は前年度比94.8%増の325億円となり、税引き後の当期利益は 118.9%増の159億円となりました。
配 当
当年度の配当については、昨年度と同じく一株当たり60円(配当率6%。※一株当たりの額面価格1,000円)を実施することとしております。
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