ベトナム国ニョンチャック2(Nhon Trach 2)発電所の権益取得について
〜Jパワー ベトナムで初のIPP事業〜

平成21年3月9日
電源開発株式会社



 このたび、Jパワー(電源開発株式会社、社長:中垣喜彦)は、ベトナム国ドンナイ省にあるニョンチャック2発電所を建設・所有・運営する権益を有するペトロベトナムニョンチャック2パワー社(Petrovietnam Nhon Trach 2 Power Joint Stock Company、以下「NT2JSC」)の5%権益を取得し、このほど当局への登記手続きを完了いたしました。本件はJパワーにとってベトナム初のIPP事業への参画となります。

 ニョンチャック2発電所は、2007年に同国政府が承認したベトナム第6次電力開発計画(マスタープラン6、年間電力需要伸び率10%超を想定)にて2010年の運転開始が予定されている発電所であり、ベトナム南部の電力需要の伸びに対応する電源として期待されています。計画では同発電所はベトナム南部沖合で産出される天然ガスを燃料とする出力75万kWのガスコンバインドサイクルの発電所で、発生電力は全て国営ベトナム電力総公社へ売電されることとなります。Jパワーは同発電所の建設・運営に関し技術的なサポートを行っていく予定です。

 ベトナム国において、Jパワーはこれまで数多くのコンサルタント事業を進めてまいりましたが、IPP事業にも本案件をもって本格的に参画することとなります。ベトナムは年間10%超の電力需要の伸びが見込まれ、Jパワーはベトナムをコンサルタント事業・IPP事業含め電力セクター全般において、タイに続くアジアでの有望且つ重要な市場と位置づけております。今後とも、コンサルタント事業で培った経験や本案件を通して得られるベトナムIPP事業の知見に加え、NT2JSCの筆頭株主であるペトロベトナムパワー社(国営ベトナム石油ガス総公社−ペトロベトナムの100%発電子会社)との良好な関係を活かして、これから成長が見込まれるベトナム国での更なる発電事業拡大を目指していきます。





以上




【添付書類】



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