大間原子力発電所原子炉設置許可申請書に係る補正書の提出について

平成18年2月17日
電源開発株式会社



 当社は、本日、平成16年3月18日に経済産業大臣に提出した「大間原子力発電所原子炉設置許可申請書 本文及び添付書類(平成17年6月3日一部補正)」の添付書類を一部補正する補正書を経済産業大臣に提出しました。

  今回の補正は、MOX燃料集合体中のガドリニア入りウラン燃料棒(*)に係る解析の入力に不適合があったことから、適正な入力を用いた解析結果に見直し、原子炉設置許可申請書の添付書類八及び十の解析の数値及び図の一部を変更するものです。

  当該不適合は、ウラン燃料ペレットの密度を理論密度の約97%とすべきところを誤って約95%として解析を実施したもので、当社は、これによる解析結果への影響はわずかであり安全上の判断基準を満足していること、他に類似の入力不適合がないことを確認した上で、補正書提出と併せ、原子力安全・保安院に報告しました。
  また、当社は本件を踏まえ、品質保証活動の一層の向上を図ることにより再発防止に努めております。

  今後、今回提出した補正書も含めて引き続き安全審査が行われることになります。
  なお、提出した補正書は、当社の大間原子力建設準備事務所及び青森事務所でご覧いただけます。

以上

(*)ガドリニア入りウラン燃料棒
  ガドリニウム酸化物を混入させたウラン燃料ペレットを用いた燃料棒であり、中性子をよく吸収する性質があるガドリニウムにより燃焼初期の燃料反応度を抑制する。

(参考)大間原子力発電所計画の概要
  所在地 青森県下北郡大間町
  電気出力 138.3万kW
  原子炉型式 改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)
  燃料 濃縮ウラン燃料、ウラン・プルトニウム混合酸化物燃料



添付書類



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