大間原子力発電所でのMOX燃料利用について

平成18年1月6日

電源開発株式会社



 日本原燃株式会社の六ヶ所再処理工場では、本年2月から使用済燃料を使用したアクティブ試験が開始される予定であり、再処理の製品であるプルトニウムが分離されることになります。当社が計画している大間原子力発電所のMOX燃料に必要なプルトニウムは、国内の電力会社が国内外の再処理工場で回収し所有するプルトニウムのうちから譲渡されることから、大間原子力発電所でのMOX燃料利用計画について下記の通りお知らせします。



 大間原子力発電所(改良型沸騰水型軽水炉〔ABWR〕、138.3万kW)は、平成22年度の燃料装荷、平成23年度の営業運転開始を目指し、平成16年3月に原子炉設置許可を申請し、現在安全審査中です。  

  大間原子力発電所に装荷するMOX燃料については、計画的かつ段階的に利用していくことを基本的な考え方とし、初装荷として炉心の1/3程度以下を装荷し、段階的に全炉心MOX燃料利用を目指す計画です。  

  再処理工場に隣接して建設される予定の六ヶ所MOX燃料加工工場が操業開始するまでの間は、海外の再処理工場で回収されるプルトニウムを譲り受け、海外のMOX燃料工場で加工する計画です。  

  六ヶ所MOX燃料加工工場の操業開始以降は、原則として、六ヶ所再処理工場で回収されるプルトニウムを譲り受け、MOX燃料に加工する計画です。  

  六ヶ所再処理工場回収プルトニウムの利用開始時期は、六ヶ所MOX燃料加工工場の竣工予定時期である平成24年度以降を計画しています。取替燃料として、毎回、炉心の1/3程度のMOX燃料を装荷する段階において、プルトニウムの利用量(装荷するMOX燃料に含まれる核分裂性プルトニウム量を1年当たりに換算した年間利用目安量)は約1.1トンとなる見通しです。



以上


添付書類



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