J power
経営成績

1.当期の概況

(1)販売電力量
   水力は前期の豊水に比べほぼ平水であったことから、8.9%減の98億kWhにとどまりましたが、火力は下期の高稼動により 20.6%増の300億kWhとなり 水力・火力合計では、11.7%増の398億kWhとなりました。

(2)収支の概要
   送電設備の新規運転開始による託送収入の増があったものの、火力の資本費および燃料価格の低下による料金単価の減、水力の販売電力量減少の影響により、売上高(電気事業営業収益)は前期に対し 0.3 %減の4,503億円となり、その他の収益を含む経常収益は、前期に対し 0.3 %減の4,528億円となりました。
 一方、営業費用については、火力の資本費および燃料費の低下に加え、業務全般にわたる効率化に努めたことにより前期に対し 0.3 %減の3,445億円となりました。これに財務費用等を加えた経常費用は、財務体質強化の取組みの結果、前期に対し0.5%減の4,199億円となりました。
 以上の結果、経常利益は前期に対し 1.4%増の329億円となりました。
 なお、当期は、平成12年度から退職給付会計に係る新会計基準が適用されることに備え、退職給与引当金126億円の積み増しを特別損失に計上したことなどにより、当期利益は前期に対し 19.9%減の127億円となりました。

2.配当
   当期の配当については、前期と同じく一株当たり60円(配当率 6%、一株当たりの額面価格1,000円)を実施することとしております。

3.13年3月期業績予想
   平成12年度につきましては、橘湾火力の運転開始などにより、販売電力量424億kWh(対11年度比 6%増)、売上高4,880億円(同 8%増)を見込んでおります。また、引き続き経営効率化に努め、経費の増加を抑えることにより、経常利益は360億円(同 9%増)、当期利益130億円(同 2%増)を見込んでおります。

Copyright (c) 2004-2024,電源開発株式会社 All rights reserved.