スリランカ国ピーク需要対応型電源最適化計画調査に関するコンサルタント業務の受託について
平成25年3月25日
電源開発株式会社

電源開発株式会社(社長:北村雅良、以下「Jパワー」)は、平成25年3月11日に、独立行政法人国際協力機構から「スリランカ国(以下「スリランカ」)ピーク需要対応型電源最適化計画調査」に関するコンサルタント業務を受託し、昨日より現地調査を開始いたしました。

スリランカでは堅調な経済状況を背景に、至近10ヵ年(平成14年から平成23年)の発電電力量の伸びは平均6.5%、販売電力量の伸びは平均7.6%となっています。最大電力では、至近10ヵ年の伸びは平均4.1%で、平成23年には10.6%を記録しました。同国ではインフラ開発や観光産業が好調なことから、今後も電力需要の大幅な伸びが予測されています。

その中でも、電灯を主因とした夕方から22時ごろまでのピーク電力需要が突出しており、電化率の向上とも相俟ってピーク電力需要の先鋭化が進んでいます。これに加えて、約40%の発電電力量を占める水力発電所は乾季において発電能力が低下すること、今後の大幅な導入が予定されている再生可能エネルギー電源は出力変動が大きいことなどの課題への対応が必要とされており、スリランカ政府は国産エネルギーを有効活用したピーク電力需要対応電源として、揚水発電所の開発を検討する方針を立て、日本国政府に技術支援を要請しました。

本調査は、適切なピーク需要対応型電源の選定を行うものであり、本計画実現による電力の安定供給を通じて、ピーク電力不足や発電量の季節間格差を緩和し、スリランカにおける国民生活の向上や円滑な経済発展に資することを目的に実施されます。

Jパワーは、スリランカにおいて実施中のアッパーコトマレ水力発電所建設施工監理業務などのコンサルティング業務経験を踏まえ、国内外の業務を通じて培われた揚水発電所開発に関する技術的な知見を活用して、本業務を実施致します。

【コンサルタント業務の概要】
(1)契約名 スリランカ国ピーク需要対応型電源最適化計画調査
(2)業務期間 平成25年3月~平成26年11月
(3)主な業務内容

平成25年以降の15~20年間にわたる電力需要予測と既存電源開発計画からピーク電力需要対応型電源の必要性を確認し、代替電源(コンバインドサイクル等負荷調整型火力発電所新設、水力発電所の新設・増設、インドとの国際連系など)との比較を行う。
 

 

ピーク需要を満たすための最適電源を組み込んだ電源開発計画をまとめる。
 

 

ピーク需要対応型電源として揚水発電所が適切であると確認された場合には、揚水発電の候補地点(10ヵ所程度)の中から有力候補地点(3ヵ所程度)を抽出し、環境社会配慮調査や地形地質調査などを通じて最有力候補地点(1ヵ所)を選定する。

以上

【添付書類】