プレスリリース

2012年

プレスリリース

田子倉発電所 一括更新工事の完了・増出力運転の開始について

平成24年5月30日
電源開発株式会社

 Jパワー(電源開発株式会社、社長:北村雅良)は田子倉発電所において、主要設備の一括更新工事を順次実施してきましたが、このたび最後の4機目となる1号機について法定使用前自主検査を終了し、本日より、出力を39万5千kWから40万kWに増出力して運転を開始いたしました。

1号機水車ランナ吊り込み式の様子
(平成23年11月)

 田子倉発電所(福島県)は、一般水力では国内2位※の出力を有する大規模水力発電所ですが、昭和34年の運転開始から約50年が経過しており、設備の信頼性を新設時と同レベルに保つことを目的として、平成16年より主要設備の一括更新工事を行っておりました。
※国内1位は当社の奥只見発電所(出力56万kW)

 本工事は、水車、発電機、主要変圧器等の主要設備を一括して更新するもので、既に全4機中3機は工事を終えておりましたが、今回の1号機の工事竣工により、田子倉発電所の一括更新工事は全て完了いたしました。

 また、本工事では、水車ランナの羽根形状を改良することなどにより、1機当たりの出力は9.5万kWから5千kW増加の10万kWとなり、4機合計では一括更新工事前の38万kWから40万kWへ出力が増加しました。 これにより、Jパワーの発電設備出力は1699.75万kW(水力857.05万kW、火力842.7万kW)となりました。

(参考1)田子倉発電所

・所在地: 福島県只見町
・出力: 40万kW(10万kW×4機)
・最大使用水量: 420m3/s
・ダム: 田子倉ダム(堤長 462m、高さ145m)
・運転開始:

昭和34年5月(部分運開[15万kW])、昭和36年11月竣工[38万kW]

(参考2)一括更新工事の工程

・4号機 平成16年11月~平成18年5月
・2号機 平成18年11月~平成20年5月
・3号機 平成20年11月~平成22年5月
・1号機 平成22年11月~平成24年5月

以上

添付書類

本文(PDF:96KB)

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