小学生親子向け 水力編@奥只見

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見小学生親子ツアー プログラムアドバイザー

森と水と電気のつながり

ぱっと聞いただけでは、なんのことやらと思いますが、この「エコ×エネ体験ツアー」では頭だけでなく、五感をフルに使い、体験をもって、理解することができました。

普段見ることができない大きな水力発電所、そして森でのプログラムで心地よさを感じながら、自然を身近に感じたあとのまとめのワークショップでは、その今まで体験してきたことががちっと一致する感じがしました。体験することによって、子どもたちにとってあまり馴染みのないものから身近なものへと変わり、森と水と電気のつながりをより深く感じることができました。体験したあとの「森を守る」という参加者の方々の言葉にも現実味がありました。

一番印象に残っていることは夜に実施したナイトハイクで、電気がない生活とはどういうことなのかを改めて考えました。電気があることで私たちの生活は成り立っていることは事実です。しかし、震災で電気が使えなくなり、混乱し、何もできない状況のなかでどうやって生きていくか…を考えたあの期間。電気がないなかで生きている動物のほうがいかにたくましいか・・・そんなことも考えるきっかけの2日間でもあったように思います。

三陸ひとつなぎ自然学校
柏崎 未来

プロフィール:柏崎 未来(かしわざき みき)
三陸ひとつなぎ自然学校

岩手県釜石市生まれ。
大学から北海道に行き、NPO法人ねおすに就職。
ねおすの1拠点である黒松内ぶなの森自然学校スタッフとして3年勤務し、大人や子ども対象の自然体験プログラム実施をしながら、勉強をしていた。
2011年3月11日の東日本大震災を機に、地元に戻り、被災地支援活動をし、現在は三陸ひとつなぎ自然学校のスタッフとして、子どもの居場所づくり事業を担当。