小学生親子向け 水力編@御母衣ツアー

エコ×エネ体験ツアー 水力編@御母衣小学生親子ツアー プログラムアドバイザー

体験することで感謝の気持ちが生まれるプログラム

荘川桜と御母衣ダムのエピソードを知ってから、一度は行ってみたいと思っていました。今回、プログラムアドバイザーのお話をいただいき楽しみにしていました。お天気に恵まれ、小学生にとって夏休みの最高の思い出になったのではないでしょうか。

1日目は、JR木曽川駅に集合し、天ぷら油で走るバスに乗り込みます。バスの中では、今回のプログラムを考えるヒントとなる、レクリエーションが繰り広げられました。 長良川に沿って上流方面へ進み、ひるがの高原付近の分水嶺を越えると、今度は2日間お世話になる庄川沿いを走ります。しばらくすると大きなダム湖が見え、荘川桜の大木と御母衣ダムにわくわくしていました。
御母衣ダム見学では、現地の所長と所長代理さんが、小学生にわかりやすく水力発電についてお話くださいました。完成してから半世紀以上が立っている御母衣ダムですが、高さ131mの岩と粘土を積み重ねてできているロックフィルダムの岩が全く動いていないということにはとても驚きました。
トヨタ白川郷自然學校に移動してからは、合掌造りの学習の中で、昔はエネルギー(燃料)を「作る人」「使う人」が一緒だったので、エネルギーを大事に使っていたことを知る場面がありました。これは、電気が当たり前にある生活しか知らない世代がエネルギーの大切さを考える一番のきっかけになったように感じました。 ナイトウォークや早朝の源流の森ウォークでは、自然や森の仕組みにふれ、自然の大切さを学べたのではないかと思います。 2日目のメインイベント「川遊び」では、小学生と一緒にダムを作りました。川に入り、石を積み上げ、水車が回って発電を実感できたときは感動しました。

1泊2日のプログラムは内容が濃く、最後のまとめ学習では、「自然への感謝の言葉」や、「節電への心がけ宣言」がありました。参加者のみなさんもエコ×エネについて、深く理解ができたのではないかと思います。小学生親子と一緒に行動して、体験と学習を“体感”できるということの大切を改めて感じました。このような機会を作ってくださっている電源開発(J-POWER)の皆様に感謝を申し上げます。

NTTレゾナント株式会社 緑のgooプロデューサー
佐藤 愛

プロフィール:佐藤 愛(さとう あい)
NTTレゾナント株式会社 緑のgooプロデューサー

2011年NTTレゾナント入社。2015年8月より現職。
環境貢献ポータル緑のgooのプロデューサーとして、ポータルサイトのメディア事業および検索事業を担当。緑のgooを通じて自然環境への興味・関心を寄せるきっかけとなる情報発信を行っている。 エコ×エネ・体験プロジェクトでは、都心で「エコ」と「エネ」のバランスの取れた社会の実現を考える『エコ×エネ・カフェ』の運営を担当。
緑のgoo:http://www.goo.ne.jp/green/