小学生親子向け 水力編@御母衣ツアー

エコ×エネ体験ツアー 水力編@御母衣小学生親子ツアー プログラムアドバイザー

エコ×エネ体験ツアー水力編@御母衣 小学生親子ツアーに参加して

今、教育の世界では、アクティブラーニングという言葉が注目されています。一言で言えば「参加体験型の学習」ですが、このツアーはアクティブラーニングの理想型と言えるのではないでしょうか。

第1日目のハイライトは御母衣ダムと発電所の見学。普通は入れない所に入って発電所を体験できるのは本当に貴重です。
第2日目はトヨタ白川郷自然學校近くの森の小川で水車を使って実際に電気を作る実験。大小の石を積んでダムを作り、川の流れを変えて水車が回るようにするのが難しく苦労しますが、おとうさん、おかあさんと力をあわせて何とか豆電球を点灯させるのに成功しました。

このほかにも、白川郷の合掌造り家屋の見学やナイトウォーク(たくさんのホタルが見られて感激)、森の源流ツアーなどがあり、全体として、水の流れをたどりながら、エネルギー(電気)を作る仕組みを学ぶとともに、エネルギーを通して、私たちの暮らしと森のつながりについても多くの気付きが得られた本当に充実した2日間でした。

このツアーに参加した子どもたちの中から、将来、環境やエネルギーの世界で活躍する人材が育っていくことを期待しています。

公益社団法人日本環境教育フォーラム 理事・事務局長
瀬尾 隆史

プロフィール:瀬尾 隆史(せお たかし)
公益社団法人日本環境教育フォーラム 理事・事務局

1949年東京生まれ。安田火災(現損害保険ジャパン日本興亜)にて1997年から環境部門に従事。「市民のための環境公開講座」などNGOとの協働事業を担当。安田火災環境財団(現損保ジャパン日本興亜環境財団)の設立にも関わり、「CSOラーニング奨学金制度」を立ち上げ、環境人材の育成に関わる。2012年7月に現職に転じ、NGOの立場で、行政や企業など他セク ターと協働して、持続可能な社会を目指して行動できる人材の育成に取り組んでいる。