小学生親子向け 水力編@御母衣ツアー

エコ×エネ体験ツアー 水力編@御母衣小学生親子ツアー プログラムアドバイザー

“本物”にふれながら感じる・考える、「エネルギー教育」

深い緑に囲まれて静かな水をたたえた御母衣湖。その豊かな水を使って繰り広げられているエネルギーを取り出す営みの裏舞台をみせていただきました。迫力です。当たり前に使っている電気がこんなかたちで生み出されていることを、その営みを支えている人の存在とともに、体感することができました。

さらに、その営みが豊かな自然があってこそであることを、その後に続くプログラムでさまざまな角度から経験しました。夜の森を歩く、源流に出会う、実験をする、昔の人の生活の知恵に触れる….それらの活動が、縦糸横糸の織物のように組み合わさって、「エネルギー」「自然」「人」が深くつながっていることを教えてくれました。

頭だけでなく、五感をとぎすまし、本物にふれながら感じる・考える。エネルギー教育における先進的な取り組みだと思います。参加者の声、スタッフの気づき、そして毎回プログラムアドバイサーをつけて第三者のフィードバックを求めながら、よりよいプログラムへの進化させていこうという意気込みを感じます。石炭火力発電所を舞台にしたプログラムも準備中とのこと。これからの進化、発展も多いに期待しています。

独立行政法人国際協力機構 ボランティア技術顧問
社団法人日本ネイチャーゲーム協会 トレーナー
三好 直子

プロフィール:三好 直子(みよし なおこ)
独立行政法人国際協力機構 ボランティア技術顧問
社団法人日本ネイチャーゲーム協会 トレーナー

1989年以来、ネイチャーゲーム(体験型自然環境教育の手法)の国内外での普及、指導者育成に携る。現在は、ネイチャーゲームの他に、青年海外協力隊ボランティア技術顧問として環境教育隊員の支援、NPO法人懐かしい未来の、有機農家とともに生物豊かな田畑とそれをとりまく環境づくりをめざす小瀬田プロジェクトなどに携わっている。