大学生向け 水力編@奥只見ツアー レポート

エコ×エネ体験ツアー 水力編@奥只見大学生ツアー プログラムアドバイザー

エコ☓エネ体験ツアーの一番すごい所は、「体験ツアー」では無いところ

雄大な自然の中に佇む奥只見ダム。打ちっぱなしのコンクリートに触れていると、終戦からわずか十数年でこの日本最大級のダムを完成させた先人達の、国の発展にかけた思いと熱気が伝わってきます。豊かな日本しか知らない私たちが、先人達の不屈の魂に触れ、自然とダムの共生を図る知恵と工夫に気づき、気づいた人間が伝道者となって更に輪を広げていくのが、このエコ☓エネ体験ツアーです。

そして、エコ☓エネ体験ツアーの一番すごい所は、「体験ツアー」では無いところ。逆説的な表現ですが、単なる体験では終わらず、日常生活に根っこからの変化をもたらしてくれます。自分の生活スタイルを変えようとする意志と意欲をもらい、励まし合える仲間と出会い、続けているうちに当たり前になる。濃密な2泊3日のツアーを終えると、奥只見ダムに向かうシルバーラインのトンネルを抜けた時のように、これまでと全く違う景色が広がっているように感じます。エコ☓エネスタッフの皆さん、「お・も・て・な・し」の詰まったツアーをありがとうございました!

一般社団法人フォレストック協会理事
竹内 純子

プロフィール:竹内 純子(たけうち すみこ)
一般社団法人フォレストック協会理事

1994年東京電力入社。1999年同社初の人材公募により尾瀬保護活動担当に就任。「東京電力自然学校」副校長。その後、地球温暖化国際交渉の担当となる。2011年末退職。農林水産省生物多様性戦略検討会委員、21世紀東通村環境デザイン検討委員等歴任。2012年1月より、NPO法人国際環境経済研究所主席研究員、2月より森林整備によるCO2吸収量をクレジットとして販売し日本の森の保全に取り組む一般社団法人フォレストック協会理事就任。