原子力発電のしくみと放射線

原子燃料サイクル

エネルギーセキュリティの確保や地球環境問題への対応から、今後も着実に原子力発電を推進していく必要があります。また、ウランを含めエネルギー資源の9割以上を輸入に頼っている日本にとっては、将来にわたりエネルギー供給を安定化させるために、「エネルギー基本計画」(平成26年4月閣議決定)において、資源の有効利用、高レベル放射性廃棄物の減容化・有害度低減等の観点から、原子力発電所の使用済燃料を再処理して得られるプルトニウムとウランを再利用する、原子燃料サイクルを進めていくこととしています。

なお、プルトニウムを原子炉の燃料として利用するには、ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)の形で使用します。

原子燃料サイクル
出典:「原子力・エネルギー図面集2014」

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